資材部 - 社員紹介 - ミネベアパワーデバイス株式会社

PERSON

社員紹介

製造に不可欠な設備を支える、
信頼を築く交渉力と責任感

2023年⼊社経済学部

職種：資材調達

K.N

キャリアステップ

2023年

入社、資材部管理課に配属。設備投資案件のバイヤー業務、部内の管理業務を担当。
2024年

設備投資案件に加え、工事案件のバイヤー業務も並行して担当。

学生時代の専攻

高校時代の恩師の影響で経済学に興味を持ち、経済学科へ進学しました。
在学中は経済学を専門に学ぶサークルに所属。学園祭ではマルクス経済学をテーマに、経済学になじみのない方でも楽しめる、親しみやすい解説を行いました。その結果、来場者数は前年より10％増加し、経済学のおもしろさをより多くの方に届けられたと実感しています。

入社を決めた理由

経済学を学ぶ中で関心を持った「お金の流れ」と、もともと興味があったモノづくり。この両方を満たす資材調達業務を軸に据え、企業研究を進める中で出会ったのがミネベアパワーデバイスです。パワー半導体というニッチで参入障壁の高い分野で、トップシェアを誇る点に魅力を感じました。パワー半導体は多くの電子機器に欠かせない部品。今後も市場拡大が見込まれる分野であり、自身の成長機会が多い環境にも惹かれました。

そして面接時の印象も大きな決め手となりました。話しやすい雰囲気や、どんな答えもしっかり受け止めてもらえる姿に安心感を覚えました。

現在の仕事内容

パワー半導体製造の生産設備を管理するバイヤー業務を担当しています。新たな装置の導入だけでなく、老朽化による更新まで幅広く対応中です。

設備案件は、社内関係者へのヒアリングから始まります。装置の仕様を聞き取り、要件に応じて複数の装置メーカーを選定。見積書を取得したうえで、その内容が要求仕様と一致しているかを社内で確認します。条件に問題がなければ、メーカーと価格・納期の交渉を行い、合意内容に基づいて発注へ。発注後は納期をしっかりと管理します。設備の納期遅れは製造納期、取付工事、支払いスケジュールなどあちこちに影響を及ぼすため、細心の注意を払っています。

現在は7～8件の設備案件を並行して担当しています。各案件の進捗管理と関係各所との調整には、スピード感と柔軟な対応力が必要です。とはいえ、自分ひとりで対応できる範囲には限界があります。自分の力で完遂する意識はもちろん重要ですが、同僚や先輩、上司に“いい意味”で頼る姿勢も大切だと思っています。先輩たちの仕事の進め方や話し方には学びが多く、気付かされることばかりです。

やりがいと今後の目標

取引先との価格交渉に成功したとき、大きなやりがいと達成感を覚えます。見積書内の予定工数と実際の工数データを照合し、価格の妥当性についてロジカルに交渉するのが私の進め方。単なる値引き交渉ではなく、根拠を持って納得感のあるやり取りができたときは、自身の成長を感じます。加えて、社内外の方と多くの接点があることもこの業務の魅力のひとつです。仕様確認や価格調整、導入スケジュールのすり合わせなどを多くの人と行います。そうした連絡を通じて会話の機会も増え、交流が生まれる楽しさはかけがえのないものです。ときには「新卒2年目でこの業務を経験できるのは、とても貴重」と感じるシーンもあります。多くの知識や考え方に触れられるこの環境に、日々刺激を受けています。
しかし、だからこそのプレッシャーもあります。設備投資案件は社内でも重要ですが、関連会社からも注目される業務であり、責任の重さを認識する場面も少なくありません。特に納期管理は重要で、先にお伝えしたとおり納期の遅れはリスクのもとです。少しの油断も見逃しもないよう、責任を感じつつ取り組んでいます。
今後の目標は半導体製造に直接関わる素材の取引、継続的な取引を担当することです。現在は短期的なプロジェクト対応が多く、長期の取引も経験してみたいと思っています。尊敬する上長に「俺を超えたな」と言ってもらえる人材になることも目標のひとつです！成長を見守ってくれている皆さんの期待に応えるためにも、知識と経験を積み重ねていくつもりです。