設計開発統括部第二部 - 社員紹介 - ミネベアパワーデバイス株式会社

PERSON

社員紹介

つくる喜びを仕事にする。
社会を支える製品開発の最前線へ

2022年⼊社理工学部

職種：設計開発

Y.K

キャリアステップ

2022年

入社、設計第二部に配属。高圧ICの設計を担当。

学生時代の専攻

幼いころからプラモデルを組み立てたり、パソコンを分解して元に戻してみたりと、とにかく「つくること」が好きでした。モノづくりに対する好奇心は成長しても変わらず、大学では工学系の学部を選択。電気自動車の配線異常を検知するモジュールの研究に取り組みました。

入社を決めた理由

就職活動では、電子電気機器の設計や開発に携われる仕事を軸に企業研究を進めていました。電子機器に興味を持ったきっかけは、学生時代の研究で扱ったインバータ。その心臓部とも言える半導体に惹かれて、「この分野でモノづくりがしたい」と思うようになったんです。

なかでもミネベアパワーデバイスは、確かな技術力で業界をけん引する存在。研究経験を活かしつつ成長できる環境が整っている点も魅力でした。

また、技術開発を通じて社会課題を解決する姿勢にも強く共感し、他に迷うことなく入社を決断しました。

現在の仕事内容

エアコンのファンを制御する「インバータIC」の設計・開発を担当しています。インバータICは、ファンの回転数などをコントロールし、省エネ性能を高めるには欠かせない部品。環境負荷の軽減にもつながる仕事です。

現在は、回路設計からレイアウトの検討、試作品の評価・品質チェックと量産化に向けた一連の業務に広く関わっています。設計時にはどの位置にどの部品を配置するか考えながら、PC上で図面を描いていきます。細部の調整には集中力を要しますが、自分のイメージがどんどん形になっていく過程にはワクワクしますね。ひとつの製品開発にかかる期間は、おおよそ1年。新しい手法や技術を取り入れると、年単位のプロジェクトになる場合もあります。その分、試行錯誤も多いですが、変更を重ねながら理想の性能を目指す過程は、まさに“モノづくりの醍醐味”だと感じています。

現在は1件の製品開発をメインで担当しつつ、他案件のサポートや関連タスクをあわせると4件ほどを並行して進行中。試作品のデータ比較や耐久性チェックなど、業務は多岐にわたります。チームで協力しながら進めていく場面も多く、先輩たちとのやり取りから一歩ずつ着実に知識を身につけている途中です。

やりがいと今後の目標

製品の要となる開発業務に携われることに、非常にやりがいを感じています。担当した製品が無事に量産化され、ひとつのプロジェクトをやり遂げたときには達成感があります。回路設計から量産立ち上げまで、すべての工程を見届けられるからこそのうれしさと喜びがあります。とはいえ、開発ならではのプレッシャーもあり、納期は常に意識しています。スケジュール通りに進むかだけでなく、トラブルが発生した場合はその後にも影響するため、工程のチェックは重要です。特に試作品の特性評価では、測定値が想定通りか、過去データとの整合性があるかなど、定量的な視点での確認が欠かせません。少しでもズレがあれば原因を洗い出し、設計の意図と結果を照合する必要があります。こうした細かい確認こそ、エンジニアとしての腕の見せどころだと思っています。

将来は、自身が主体となって新製品の設計・開発を推進する存在になれたらと考えています。そのためには技術力だけでなく、トラブルの原因を探るスキルや、因果関係を整理する論理的思考力も必要です。加えて相手にわかりやすく説明する伝達力も同様でしょう。目標達成のために、さらに経験を積み、信頼されるエンジニアとして成長していきます！